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ジーンズ

  3 章:ものづくりのまちから

3 章:ものづくりのまちから

ものづくりのまちから「児島はものづくりのまち」だと、児島の誰もが言う。そして、その通り児島には工場のみで、販売店はなかった。日本どころか世界で絶賛される児島の技術力を、児島の人はほとんど知らなかった。身近すぎて、当たり前のことでありすぎたのだ。自分の作っているものがどこで売られているのか、どんなふうに評判されているのかを知るために、こんなに素晴らしいのだと内にも外にも広めるために、児島に資料館や直売店をつくる動きが活発になっている。

 

資料館

児島下の町のジーンズミュージアムでは、ジーンズの誕生や製造工程が模型やパネルで展示されているほか、オーダージーンズ作成やジーンズづくりの工程を体験できる。
また、児島小川のジーンズ資料館では、幻ともいわれている国産第一号ジーンズや、当時の映画スターを起用した広告などの貴重な展示を楽しめる。

 

直営店

ものづくりのまちから児島の旧味野商店街を改装したジーンズストリートでは、現在10社の児島の現在を担う若手企業が直営店販売をおこなっている。工房を兼ねている店舗もあり、ミシンの音やジーンズのにおいを感じながらお買い物を楽しんでいただける。出店店舗も増えている。路地には、なつかしい洋食屋さんやゆったりできるカフェもあり、家族連れで楽しめる。各国から商談に訪れているかたの姿もちらほら見られ、「世界の児島」を感じていただけるに違いない。

 

わたしたちのDNAに刻みこまれた美しいジャパンブルー。ぜひ、職人のつくる「世界最高峰のデニム」を体感しに来てほしい。

 
朝の大気には言い知れぬ魅力がある。その大気の冷たさは日本の春特有のもので、雪におおわれた富士の山頂から波のように寄せてくる風のせいだった。何かはっきりと目に見える色調によるのではなく、いかにも柔らかな透明さによるのだろう。
・・・中略・・・
小さな妖精の国――人も物も、みな小さく風変わりで神秘をたたえている。青い屋根の下の家も小さく、青い着物を着て笑っている人々も小さいのだった。おそらく、この日の朝がことのほか愉しく感じられたのは、人々のまなざしが異常なほどやさしく思われたせいであろう。
不快なものが何もない
パトリック・ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)
 

画像協力:株式会社ドミンゴ

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